鈴木良 (鬼福製鬼瓦所代表代行)

鬼師(鬼瓦職人)

大正5年(1916年)創業の三州鬼瓦の窯元4代目。
幼少の頃より工房が遊び場であったが、名古屋大学工学部を卒業と同時に家業に従事。
当時65歳(職歴50年)の大先輩2名から鬼瓦の基本を学ぶ。金属製の「へら」を使った丁寧な磨き作業により、焼成後の製品の光沢は型抜きの量産品とは一線を画す。
2018年現在、34歳、職歴12年。社寺仏閣の鬼瓦を中心に、鬼瓦の復元、類似の鬼瓦の作製、一般住宅のこだわり鬼瓦などを手掛ける。

<屋根材実績>
成田山新勝寺山門(1980年)
出雲大社祖霊殿(1985年)
永平寺名古屋別院本堂(2016年)※本人制作

また、「①日本のものづくりを未来へ伝える ②瓦の素材と鬼師の技術で、『いぶし銀の世界観』を創造する」を経営方針とし、受け継がれた鬼瓦制作の技術を用いて現代のライフスタイルに合わせた新展開を模索中。
最近の取り組みとして、鬼瓦の意味を伝え和風空間を演出するインテリアとして『卓上鬼瓦~結銀~』、引き算の美から装飾を極限までそぎ落として素材(いぶし銀)の魅力を最大化した『瓦キューブ』を考案。

 

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