三田村光土里
現代美術家
1964年 愛知県生まれ 東京在住。
「人が足を踏み入れられるドラマ」をテーマに、旅の中で得た社会に対する眼差しを、多様な表現方法によって反映させた空間作品を国内外で発表。日常の記憶や追憶のモチーフを、写真や映像、日用品など多様なメディアと組み合わせたインスタレーションは私小説の挿絵のように、誰にとっても身近な、不器用で愛おしい感情を人々と分かち合う物語を演じ、文化的差異を超えた個人的な共通理解を探る装置となる。
2006年からは滞在制作プロジェクト「アート&ブレックファスト」を世界中の様々な国で展開中。それぞれの都市で生活しながらアイデアを見つけ、フィールドワークを通して集めた材料によってその場で無数のインスタレーション作り上げる。B&B(ベッド&ブレックファスト)にヒントを得たタイトルの通り、来場者との朝食ミーティングを滞在先で開催しながら制作。