靴郎堂本店
クツ創家
1979年生まれ。大分県出身。佐藤いちろうの初個展名を屋号名としてスタート。2003年より「靴」「沓」など「履物」をテーマに制作活動開始。靴は明治期に西洋より伝来された履物です。伝来されたモノが日本的な解釈で現代の「履物」となっています。そんな日本と西洋の文化が混沌としている現代、人間にとって身近な道具である「履物」を遊び心で読み解き、 革新的な「履物」を模索しています。また『履けない靴』と呼ぶ、遊びの履物を制作。展覧会では、架空のお店を作り、自ら店員に扮装して接客を行います。これは、人とのコミュニケーション(店員とお客、履く人とそれを見る人との関係性、その回りを囲む環境)についてや、消費社会の中での大量化するモノの価値に意義を唱えたものです。遊び心やアートの力が生活していく上で心を豊かにする存在であることを目指しています。