目黒新富士

だつお

メモアプリ、インクジェットプリント / メディアアート・バイオアート
420 x 297 x 0 mm

スペース: AWAJI Cafe & Gallery

購入、詳細: startbahn.org

ピッカー:

河内晋平

株式会社studio仕組代表、武蔵野美術大学非常勤講師、関西大学博物館非常勤講師

ピッカーコメント:

イメージの認識や取り扱いが、知らない間に日常に浸透しているのである。ビットによるテクノロジーが当たり前に存在し、まさに浮遊するようなイメージの存在が作為的でなく当たり前なのである。
メディアにより表現方法が変わることは当たり前の事象であるが、共有するということとむしろそこに存在意識をもたない、そこを重要視しないという姿勢が潔さもあり、ある種のアノニマスな純粋な感覚をもたらせるのである。
理解しやすい構造には、肩肘を張った挑戦的な考え方ではなく、自然で必然な普通のこととして受け入れていかなければいけない今の状況を表しているのではないか。
そんなに難しくないのだ。ただ、今与えられている地面をもう一度認識をしなければならない。合理主義の中で忘れさせられた主観的な意識と客観的な意識が、子どもの頃に外界と関わりながら自分の妄想の世界の中へダイブしていた時の感覚を感じさせるのである。