日本三大山景図 1895
グロイスフィッシングクラブ
キャンバス、アクリル絵具、デジタルプリント / 絵画・ドローイング
530 x 530 x 20 mm
スペース: AWAJI Cafe & Gallery
購入、詳細: startbahn.org
ピッカー:
dj sniff
音楽家
ピッカーコメント:
鑑賞時間が最も長かった作品です。日本の最高峰として祭り上げられてきたものが 植民地支配による領地拡大によってその地位を失うこと。「いや、それでも富士山は美しい」と言って内地と外地の美的差異を強調する、つまりはファシズムが加速すること。その新しい最高峰には屈強な台湾の先住民族が住んでいて、「ニイタカヤマノボレ」に含まれる覚悟は高い山を登るのでもなく、アメリカでもなく、この山のジャングルから物音も立てずに襲ってくる民族への恐怖なのではないか。そしてこの民族はどんな音楽を奏でるのだろう。小泉文夫先生は録音しに行ったのだろうか、など色々なことをこの作品の前で考えました。